ひとに勧めるための石けん案内


合成洗剤は毒です。それは政府も認めています。

それでも、アタックやママレモンやサンスターハミガキやメリットは体にも環境にも良くないからやめましょうと、親とか友人とかに伝えるのは至難の業です。

なにしろ10人に9人は合成洗剤派。

最近は合成洗剤メーカーも、植物性とか天然原料とか謳い、ますますわかりづらくなっています。



ここでは、アルキル基やケン化やBODとかの話はわきに置き、素朴な疑問へ答える形で、合成洗剤と石けんについて書いてみようと思います。

Q.川を汚している原因は

A.合成洗剤が一番大きい原因です。

合成洗剤をやめて石けんにすると、排水口にミジンコが戻ってきます。

こぶなやメダカやゲンゴロウやトンボをよみがえらせたいと思ったら田んぼの農薬と、家庭の合成洗剤をなくすことが大切です。

Q.体には、どんな影響が?

A.ウサギの背中に合成洗剤スプーン一杯を塗ると一週間で100%死ぬそうです。

当然人体にも影響はあるはずです。

「洗剤を使っていて手が荒れた」「指の先がしびれた」ことの繰り返しで、精子が減少したり、肝臓や腎臓が弱ったり味覚が鈍くなったりしていきます。

他に疲れやすくなったり、湿疹ができたり、遺伝子が傷ついたりします。


Q.石けんの見分け方

A.高級アルコール洗剤や複合石けんや逆性石けんはもちろん、天然ヤシ油もアムウェイもスピカも合成洗剤です。

市販のシャンプーやリンス、歯磨き粉も合成洗剤です。

安全な合成洗剤はありません。石けんは「脂肪酸ナトリウム」「脂肪酸カリウム」だけ。

見分け方は泡立てた石けんや洗剤にお酢を垂らしてみます。

泡が消え白濁したら石けん。

泡が消えなければ合成洗剤です。

複合石けん(合成洗剤と石けんの混合)は白濁しますが泡は消えません。


Q.石けんは汚れが落ちない、黄ばむといわれた

A.ある生協の主婦たち53人が、同じ条件で石けんと「アタック」を使って洗濯したものの洗浄力を目隠しテストで判定いたところ、圧倒的に石けんに軍配があがったそうです。

冬の冷たい水でも石けんの方が洗浄力は高いです。石けんが落ちにくいというのは、イメージやCMで馴らされた私たちの思い違いです。

蛍光増白剤が入っていないから、自然に色に近づきます。

蛍光増白剤は白いペンキ。

汚れが落ちたわけではありません。

Q.石けんは高い!

A.昭和30年代。安い合成洗剤のあおりを受け、ほとんどの石けんメーカーが消えていきました。

ようやく復興した現在、石けんの価格は石けん工場を維持するのにギリギリのところです。

合成洗剤メーカーのほとんどが大手なのに、石けんメーカーのほとんどは従業員10人以下の零細。

それでも合成洗剤に比べ2倍も3倍も高いわけではありません。

環境にも体にもやさしく、洗浄力があり柔軟剤もいらないことを考えれば決して高いものでは無いのではと思います。


Q.石けんは溶けにくく使いにくい

A.次のやり方をすれば完璧です。

1.水で予洗いを3分

2.脱水1分

3.洗濯機を回し粉石けんを溶かす。多めに入れても無駄になるし、かすが残ることにもなるのできちっと計量。

4.本洗い6分

5.脱水3分、すすぎ2分、脱水2分

6.ためすすぎ2分で脱水後、すぐ干す

予洗いは面倒くさいようですが、経済的で汚れも良く取ってくれるのでおすすめです。

だけど忙しい人、横着な人は無理しないでね。

今までと同じように洗っても石けんの方が十分きれいになるのです。



ただ一ついえば、洗ったあとはすぐに干すこと。

それが無理なときはためすすぎを十分にして、最後は脱水しないで水につけておきましょう。

石けんが合成洗剤と違うのは、食べられるものが原料なので脱水機の中に放っておくと布に残った石けん分が酸化して黄ばみや臭いにおいの原因になるからです。

これだけはご注意。



石けんは溶けにくい、とよく言われます。

でも、実際使ってみると思っているほど溶けにくくはない、というのが石けんを普段から使っている人の印象です。

真冬の溶けにくい季節には液体石けんを使ってみるのも手です。


Q.洗濯機に黒いかすがつく

A.石けんを養分としたカビが発生するからです。

むしろカビが発生しない合成洗剤の方が怖い、という感覚が大事です。

解決は簡単です。

洗濯機に熱めのお湯を入れ、食酢200cc加え、一晩おきます。

翌日洗濯機を軽く回すだけで、黒いかすはきれいにとれます。

最近は洗濯機用のクリーナーも登場。

でも食酢で十分です。

黒いかすは、石けんの使いすぎが原因。

きちんと計量して使いすぎなければ発生しません。






先日、てくてくスタッフの新田さんからブラックライトを借りて、家の中の蛍光増白剤を調べてみました。ティッシュペーパー、タオル(バザーで買ってきた)、布団の糸、子どもの体操着・・・・家の中は蛍光増白剤でいっぱいでした。我が家でさえそうだから、一般の家庭ではもっとすごいのでは・・・脱脂綿や赤ちゃんのガーゼ、包帯や紙コップ・紙ナプキンなどには蛍光増白剤の使用は禁止されていますが、合成洗剤で洗ったガーゼや包帯はしっかり光ります。蛍光増白剤は毒です。

「まずは一度使ってみて」石けんの優秀さははっきりしています。懐疑的な人はみんなCMや世間のキャンペーンに乗せられている人がほとんどなので、まずは使ってみてもらうことが一番だと思っています。シャボン玉スノールもフレンド石けんも溶けやすいので、きっと抵抗無く使ってもらえると思います。